雇い止め無効 無期転換巡り全国初 東京地裁

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「無期転換ルールを巡り裁判所が雇い止めを無効と判断したのは全国初」と、あまりにも雇止めが横行する現状の中で、これに一矢を報いたのはやはり「労働組合」の存在と闘いです。

無期転換雇い止め無効 全国初、東京地裁

 

KLMオランダ航空、雇い止め無効 無期転換巡り全国初 東京地裁

KLM 雇止め無効判決

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 契約社員だった客室乗務員の女性3人が無期雇用に転換する申し入れを拒否され雇い止めにあったのは無効として、KLMオランダ航空に職場復帰と未払い賃金の支払いを求めた労働審判で、東京地裁は19日、雇い止めを無効と判断した。3人が加入する労働組合が20日明らかにした。

 労働契約法の「無期転換ルール」では、有期契約が5年を超えた労働者が希望すれば、無期契約に転換することができる。審判では訓練を含めた有期契約期間が5年超で、期間の定めのない契約が成立するとした。弁護団によると、無期転換ルールを巡り裁判所が雇い止めを無効と判断したのは全国初という。

 3人は2014年3月に約2カ月の訓練契約を結んで訓練を受け、同年5月、客室乗務員として2年の有期契約をした。さらに3年更新し、契約期間は計5年2カ月に及んだ。今年1月に無期転換を申し入れたが、KLMは訓練契約は労働契約には当たらないとして拒否した。

毎日新聞2019年8月21日 東京朝刊より

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